個展「-奇行の理由-」(大阪・コンテンポラリーアートギャラリーZone)

百合野 美沙子 個展「奇行の理由」

YURINO, Misako Solo Exhibition “Reason for Eccentricity”
会期| 2018年9月8日(土)-24日(月) 12:00–18:00
休廊日| 木・金(9月20日[木]は特別開廊)
会場| コンテンポラリー アート ギャラリー Zone(大阪・箕面)

オープニングイベント| 9月9日(日)14:00〜
アーティストトーク/音読ライブ(音読家:安藝悟)

5年間にわたり中学校で美術教諭として勤務し、12歳から15歳という思春期の子どもたちと日々向き合ってきました。
この年代の生徒たちは、身体的にも心理的にも急激な変化の渦中にあり、感情が過剰にあふれ出たり、あるいは突如として閉ざされたりします。彼らの行動や言葉は、しばしば大人の視点から「理解不能」あるいは「奇妙」と映るものですが、その不条理さの奥には、自己と世界の境界を手探りで確かめようとする、生のままの衝動が潜んでいます。

2018年当時、教育現場ではSNSを介した他者とのつながりが急速に拡大し、子どもたちは絶えず「誰かに見られている」状況の中で自意識を形成していました。
合理的で、評価されやすい「正しさ」が重視される社会の中で、彼らの突発的な言葉や行動――すなわち「奇行」は、むしろ抑圧されがちな感情の純粋な露呈であり、芸術表現の原初的な形とも言えるのではないでしょうか。

本展では、そうした子どもたちの言葉や行動の断片を出発点に、「奇行」をテーマにした作品を展示しました。教育と芸術の交差点に立ちながら、私は「奇行」と呼ばれる行為を、抑圧されるべき逸脱ではなく、創造の源泉として捉え直したいと考えています。

朝顔の降る朝
2017年 1620×1303mm パネルに綿布 アクリル
つながる
2017年 1120×1455mm パネルに綿布 アクリル
痛み
2017年 803×1000mm パネルに綿布 アクリル
オシロイバナの実から
2017年 333×242mm パネルに綿布 アクリル絵
なんか宇宙っぽい
2017年 333×242mm パネルに綿布 アクリル絵